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CBX1000 GREAT-6

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CBX1000 カスタムコンプリート  GREAT-6
参考価格 360万円~(車体込、登録費別)

仕様

CBXの低回転の不足を補うには、ピストン径により排気量アップを行い、発進からトップエンドまで十分なパワーを引き出す。
直6のサウンドは、6-1チタンのサウンドが何より似合う。オール手曲げのチタン焼き色が映える。 吹け切る時の突き抜ける音は、4気筒では出せないサウンド。爆音ではない、大人のサウンドと言える。

このCBXの目的が、「速く」だけでなく「快適」に走るをコンセプトとしているので、 必要以上の軽量化は求めない。 軽量化の為に取り付けないという理由はなく、ライダーの快適さに通じる機能を装備することがコンセプトに倣ったカスタム方法といえる。 ライダーのニーズに応じて、フューエルメーター、ナビ、ETCの装備も出来る。

サスペンションには、コーナーを攻めるではなく快適な走行をテーマに、レイダウンにより初期作動の良さ、スプリングレートは高いものを使い、ローイニシャルによる突き上げを減らした快適性を追求した設定。

では、乗り心地だけのサスかといえば、ワインディングでも決して不足した性能ではない。 ゆっくりしたストロークが車両の存在感を一層引き立てる。 希少価値のあるCBXのカスタムに相応しい完成度。

随所に削りだしパーツが投入される。高品位で飽きの来ないデザインで、最新流行を求めたものではない。 時間とともに愛着がわくマシンである。


ギャラリー


エンジン

CBXのエンジンは、外見の判断でエンジンオーバーホールを行ったものは少ない。
重要なパーツが傷んでいる為、今では1台のエンジンだけでは部品が足りないことが多い。

また、距離相応の部品の磨耗も目立つ。純正パーツの供給がない今、複数の車体、エンジンを組み合わせることが必要になりつつあり、組み合わせるには各年式の部品寸法を熟知していないと、寸法の食い違い等もあり本来の性能が引き出せない。闇雲にパーツを集めても無駄な買い物になることが多い。

それには、厳密な測定技術とCBXについての知識がまずは要求される。


スタータークラッチ

純正クラッチの弱点
●冷間時の滑り(モーターだけが回る)
●高負荷時の跳ね(ジャダー)
●始動直後のクラッチの引きずり
●ボルトの脱落

上記の弱点を全て解決したオリジナルスタータークラッチを使いました。
接点が多いと、回転抵抗が多いのでは?という疑問もでるでしょうが、最新の設計技術はその逆で、始動時の抵抗とは打って変わって始動後は抵抗が極限まで少なくなる設計です。


ジェネレーター

純正ジェネレーターは多くの弱点があり、トラブルが頻発することで有名。

そこで、管理の簡単なMFバッテリーを使用することを前提にトラブル発生率の低いダイナモを使用。

現在では重量級のアイテムとしてSSからは敬遠されているが迫力の6気筒にはよく似合い、かつロングライフな優れものを取り付ける。


ピストン

ワイセコピストンんいてボアアウト、意外と低回転での力不足を感じる。直6だが、排気量アップでカバーしている。


マフラー

ジェイズ 手曲げチタンマフラー

特徴のある直6のサウンドを6-1集合にて表現。

手曲げならではの曲線も6気筒らしさをアピールする。

テールパイプのφ60は、手曲げだと変形率が高いので、最近は真円度を保てる輪切りを多く使う。


キャブ

FCRφ33 ビトーR&Dより販売されているFCRキャブを装備。
抜けるようなパワーフィールは強制開閉キャブならではのもの。

ファンネル仕様だと、低速域のパワー減は否めない。それをピストンのボアにてカバーしている。


電装

電装ハーネスは、ジェイズオリジナルのハーネスを使い純正のままではなく、簡略化やスターターリレーの交換など新しいパーツを使い、作動性や信頼性をあげている。

ブレードヒューズを使ったヒューズボックスを新設したり、オプション電源ソケットをあらかじめ設けるなど利便性にも着目。

ジェイズ独自に開発した点火ユニットは、純正のフルトランジスタの仕組みはそのまま踏襲しているが、ユニットの信頼性は高く確実な点火が約束される。

次のコンプリートから、デジタル点火ユニットを使うことも可能になる見込み。


フレーム全体

旧車は弱い、CBXはダイアモンドフレームなのでなお弱いと言われるが、車体作りを行うにはタイヤのサイズとそれぞれのアライメントが重要。

しなりを強調したカスタムもあるが、使用用途がサーキットでもトップタイムを狙った走りで無い限りフレームにはほとんど補強のないつくりで直進安定性、コーナーでの応答を出すことが可能。

「旧車=弱い」は既成概念でしかない。サーキットでの走行に絞るといった場合、要相談。


リアショック

ハイパープロは、非常に作動性が良く、ダンピングなども優れた新しいスタイルのツインショックといえる。

CBX専用のショックが無いため、仕様を変更して装着。

動きの良さ、踏ん張り、スタイルどれも高い次元でまとめた。

ローターは前後サンスター。信頼が高く、扱いやすさ、適度な制動力。


ブレーキ

ジェイズカスタムコンプリートは、街乗りをこなすことが大前提で作っている。

ブランド性や知名度のレース専用パーツではなく、ダストシールを持つ、街乗り用のパーツを使う。


スイングアーム

アームの剛性は車体の剛性の重要なポイントで、アーム剛性が高いとフレームがよれるのではないことを証明します。

アーム本来の動きとは、きちんと上下にストロークすることで、左右別々に動くことではありません。 スタビライザーがある為、左右にフックを取り付け保管、メンテを容易にします。


フロントフォーク

ジェイズの掲げる快適性に合うフォークはあまり存在しません。

作動性を優先した作りで、既存の社外フォークと方向性が異なります。


外装

外装は非常に丁寧な下地作りと、最上級のペイントファクトリー「ペイントオブジョーカー」の協力で、ライン1本までフルペイントで仕上げる。

タンクなど、必ず旧ペンイトは剥離し、鉄の状態で凹みを極力パテを使わず修正。 徹底した下地作りが長持ちする美しいペイントを可能にします。

ポイントとして、タンクキャップ、メーターパネルにリンクル塗装を行い、上級車に相応しい風格を出す。


カーボンパーツ

より存在感を高めるにはカーボンパーツは欠かせない。

メーターケース、サイドカバー、リアインナーフェンダーをオリジナルカーボンパーツとした。

停車時にもさりげなく見える。


メーター

ホンダ旧車のメーター針が踊る前にはオーバーホール必須。

激しく踊り始めてからでは、ユニットの破損で修復が困難になる。

CBXのメーターは特に少ないので要注意。


このカスタムは、ジェイズコンプリートの基本スタイル 「17インチ タイプSS」を基本に、オーナーの意向を取り入れて完成したものです。

お客様のご希望を取り入れて完成させることが可能です。